

「今日は自転車でちょっと遠くに行ってみよう」と、お休みの日の午前中、家から10キロほど離れた舞洲に行ってみることになりました。
舞洲(まいしま)はいわゆる大阪のベイエリアで、全国的に有名な「ユニバーサル・スタジオ」のすぐ隣にある埋め立ての島。ヨットハーバー、オートキャンプ場、野球場などのアミューズメント施設の他、かの有名なアーティスト、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインした、ド派手な廃棄物処理施設などが有名です。

何も考えずいつものGパンとTシャツで行こうとしたら「Gパンじゃ、ペダルを踏みにくいし足が疲れるよ」と大澤。「何を着よう?」と大騒ぎした結果、いつもカヌーをする時に着ているTEVAのショートパンツ&シャツを選んでみました。
これはカヌー用のウェアだし全身、濡れてもOK!な素材。真夏という事もあるし、汗もいっぱいかくだろうから、まぁいいか・・・と出掛けることに。「あんまり人がいなくてよかった〜」とこぎ続けていたら、今度はかなり庶民的な下町へ。ジャージ、草履ばきが当たり前の町は、ママチャリ天国。子育てママはもちろん、おじちゃんも、若いお兄ちゃんも、カップルも、みんながママチャリで「ギーコ、ギーコ」と走っています。
素晴らしき普遍的デザインの自転車モールトン&カヌーウェアの私は、当然、風景からくっきりと浮いちゃってます。「デザイン」とか「クリエイティブ」とかいう言葉がまったく通用しない世界というか?生活の実況中継中って言えばいいのかな?そういうトコに「いい気なまんま」で紛れ込んでしまった、恥ずかしさを感じながらペダルを踏む私。
「アタシってば、考え過ぎじゃないの?」と自分でつっこみながら、ふと目に入った、お肉屋さんの揚げたてコロッケに気もそぞろ。
そんな、どーでもいい事をいろいろと考えながら走っていると、意外に結構、楽しくてびっくり。なんかいい感じ。
前を見ると、自転車の前と後ろに小さな子供を乗せたヤングママが、橋の坂道で立ちこぎしてる・・・。
「大変だな。だけどパワフルだな」と思うと、なぜか私自身の両足にチカラがこみ上げてきました。「私も負けないわ!」とペダルを強く踏み込んで、続くように橋を渡っていきます。
ずっとずっと走り続けて、今度はトラックが走る工場街へ。いよいよ舞洲スポーツアイランドへと渡る、大きな橋を越えていくことに。
自転車で家の近所にある道頓堀川の橋を越えた事は何度もあるけど、海を越えるのはこれが初めて。大阪湾を渡る橋は、とてつもなく高くて大きい。横なぐりの潮風に自転車がフラついて、かなり緊張しながらペダルを踏み続けます。
風の音、橋を次々に渡る車の轟音、真下にひろがる海。ちょっと怖いけど、そのすべてに身体が直接ふれあっている感じがすごく新鮮に思えたのでした。

舞洲スポーツアイランドの海沿いの公園へと走って、休憩。しばらく海を眺めていたら少し眠たくなってきて、炎天下なのに顔にタオルをかけて寝てしまっていました。
「自転車で海まで来たか〜」と思うと、私も結構、今まで夜遊びばっかして、ロクに運動してなかったのに体力あるじゃないか!と自分を誉めたくなりました。気持ちいい。嬉しい。今度はどこまで走ろうかな?そんな風に思った、想い出深いはじめてのサイクリングでした。
次回予告
vol.6 琵琶湖に行きたい!
いよいよ琵琶湖にアタック!乞うご期待です。